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県指定無形民俗文化財 松館天満宮(菅原神社)は正安2年(1300年)または治安2年(1022年)ともいうが、京都北野天満宮から天満大自在綱乗天神(菅原道真公)を勧請して祀ったとされる神社で、村中で万歳楽を唱えて舞い始めたのがこの大権現舞であるといわれている。 松館天満宮は神仏習合時代には三台山といわれたことから、ここの獅子舞を三台山獅子大権現舞という。 大正時代前後は一時途絶えたが、昭和12年(1937年)に現在のような舞楽として再興された。この舞は毎年4月25日の松館天満宮の例祭時に奉納される。祭礼のときは宮司宅から神社までは参進、神社から宮司宅までの退下には大権現舞一行も加わり渡御行列で進む。神社で祭式の後、境内に湯釜を据えた祭場で舞が演舞される。演目には御幣舞、地舞、榊舞、青柳舞、扇舞、剱舞、獅子権現舞があり、お湯立て神事の後再び藁太総舞があり、作占いの儀が続き、お湯立て神事湯浴みの儀、獅子権現による霊力授与となっている。舞人や楽人は修験者の修行姿(白装束)を主としている。
協力元:松館天満宮舞楽保存会
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