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裸まいりは、江戸時代の初期、米代川が大洪水となり、田畑が流され、疫病流行したことから、厄除けや悪病退散を願って冷水で身を清め、稲荷神社に祈願したのが始まりと伝えられている。
この行事は隔年旧暦1月19日に行われていたが、近年は2月第3日曜日に行われるようになった。
寒気肌を刺す雪中で行われるもので、参加するのは男子だけである。
参加者は当日、宿(集会所)の前の堰水にて下帯一枚で水垢離をとり、新しい下穿きと足袋に草鞋を履き、晒を胴に巻いてザンバラ(藁の腰飾り)を付け、口に白紙をくわえる。
太鼓の合図で、当日の朝作った15mほどの大注連縄をかつぎ、稲荷神社の第一の鳥居に奉納する。古い注連縄は第二の鳥居の門杉のところへ渦巻きにしておく。
その後、稲荷神社、八幡神社、駒形神社、山神社の順に五穀豊穣、無病息災を祈願し、最後に神木に両手でてっぽうをして力を授けてもらう。この間、無言で歩き、粛々と行われる。 |