浅石と「じょんから節」との関係 |
「じょんから節の由来」から じょんから節は上川原節ともいわれ、津軽民謡の三大節(じょんから節、よされ節、津軽小原節)の一つに数え |
一、 | ハアーさあさこれから読みあげまする |
津軽浅瀬石じょんから節よ | |
さてもあわれな落城のはなし | |
二、 | ハアー今は昔の七百余年 |
津軽行重主となりて | |
伝えつたえて十代あまり | |
三、 | ハアー頃は慶長二年の春に |
津軽為信大軍ひきい | |
城主政保討死いたす | |
四、 | ハアー時に辻堂常椽和尚 |
先祖代々位牌を背負い | |
高い癖崖から濁流めがけ | |
五、 | ハアーやがて春がすぎ真夏となりて |
村の子供ら水浴びすれば | |
砂の中からあわれな姿 | |
六、 | ハアー村の人達手厚く葬り |
盆の供養をすました後は | |
昔偲んでじょんから節よ | |
七、 | ハアー春は城山りんごの花よ |
秋の田の面は黄金の波よ | |
村は繁昌で家内は笑顔 |
昭和二十九年浅瀬石と石名坂の間にかけられた橋を「上川原橋」と命名されたのもまた、意味深く、更に橋の たもとに鳴海亀太郎氏の発意により「じょんから節発祥の地」の石碑を建て昔を偲ぶよすがとしている。 浅瀬石城落城4百年記念 浅瀬石沿革史より抜粋 |