1 開催日時 平成15年 8 月11日(月) 午後2時
2 開催場所 小坂鉱山事務所
3 出席者 委員・・・・ 別添14名出席
市町担当者・児玉総務部部長、高田総務次長(鹿角市)
木村総務部長、山口総務企画課主任(小坂町)
事務局・・・ 佐藤隆夫、佐藤康司、小笠原孝広、成田匡
4 会議事項
〇報告
(1) 報告第8号 合併事務の取組状況について
(2) 報告第9号 鹿角市・小坂町行財政現況比較表について
〇協議
(1) 協議案第7号 任意協議会の協議期間について
(2) 協議案第8号 協議の基本方針について
(3) 協議案第9号 協議スケジュールについて
5 会議記録
(木村総務部長)ただ今から、第2回かづの地域任意合併協議会を開会いたします。本日の司会進行を務めさせていただきます小坂町総合調整部長の木村でございます。よろしくお願い申し上げます。まず初めに当協議会の会長である佐藤鹿角市長よりご挨拶を頂戴したいと存じます。
(佐藤会長)委員の皆様にはお盆を間近に控え何かとお忙しいところお集まりいただきまして誠にありがとうございます。第2回のかづの地域任意合併協議会を開催させていただきます。第1回の協議会から早や1ヶ月が経過しましたが、本日の案件は、これまでの合併事務の取り組み状況の報告を中心に、今後ご審議いただく中で、参考資料としていただきたい両市町の行財政現況比較表の報告、協議事項として、確認の意味合いも強いですが、協議期間や基本方針、協議スケジュールについてとなっております。この度は、事前に会議資料をお配りしておりますので、ご質問等があろうことかと思われますので法定協議会への移行に向け、よりよい方向に進むよう積極的なご発言をお願いいたしまして挨拶に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
(木村総務部長)ありがとうございました。次に、議事に入りたいと思います。議長は、協議会規約第7条第4項により、会長が務めることとなっております。佐藤会長よろしくお願いいたします
(佐藤会長)それではこれから第2回協議会を開催いたします。議事の進行につきましては、円滑に進められますようご協力をお願い申し上げます。なお、発言される場合は挙手のうえご発言くださるようお願いいたします。まず、事務局より出席委員について報告願います。
(佐藤事務局長)本日の出席委員は全委員14名の出席でございます。定足数である過半数を満たしておりますので、会議が成立していることをご報告いたします。
(佐藤会長)次に、議事録署名人の選出ですが、協議会会議運営規程第5条第3項により議長が指名することとなっております。本日の議事録署名人は、阿部佐太郎委員、池田昭雄委員のお二人にお願いいたします。
これより議事に移らせていただきます。報告第8号「合併事務の取組状況について」事務局より説明をお願いします。
(佐藤事務局長)それでは、報告第8号について説明させていただきます。
本協議会で取り組む主要事務は、新市の将来構想策定、財政シミュレーション、事務事業の一元化及び電算システム統合に関する調査と基本方針策定の4つとなります。このうち、新市の将来構想策定、財政シミュレーション、事務事業の一元化につきましては、業務相互に密接な関連性があり、加えて合併事務全般
にわたる総合的な取り組みが必要との考えから、業務別に分けて委託するのではなく、すべて同一業者に委託することといたしました。これに伴い、去る7月17日に、第一法規株式会社及び株式会社ぎょうせいの2社によるプレゼンテーションを実施し、総合的な比較検討を行った結果
、第一法規株式会社に委託しております。新市の将来構想は委託業務期間が平成15年7月22日から平成15年12月31日までで、委託金額が1,785,000円でございます。構想のスケジュールにつきましては、資料の4枚目に載せてございます。それから財政シミュレーション関係につきましては、こちらも委託期間は平成15年7月22日から平成15年12月31日まで、委託金額が2,047,500円でございます。このスケジュールにつきましても資料の5枚目に載せてございます。事務事業の一元化につきましては、やはり同じく委託期間は平成15年7月22日から平成15年12月31日まで、委託金額が525,000円、スケジュールは6枚目に載せてございます。また、残る電算システム統合調査及び基本方針の策定につきましては、鹿角市及び小坂町ともメインフレームがNEC社製であることから、内容を熟知し、作業を効率的に進めるという観点から日本電気株式会社秋田支店に委託することとしております。
次に、それぞれの作業の進捗状況についてご説明します。新市の将来構想策定業務につきましては、現在、両市町の総合計画を中心に、諸資料を分析、調査中でございまして、随時企画部門との調整を図るとともに、小委員会を活用して広く提言等を取り入れながら、本地域の現状分析、新市の将来予測、合併の必要性と地域的課題の検討・整理、新市建設計画の策定方針の設定、新市の基本的な整備方向と将来像の検討等を行ってまいります。
なお、小委員会の委員については、現在協議会だより等で若干名、公募中でございます。
財政シミュレーション作成業務につきましても、同様に諸資料の調査、分析を行っているところであり、今後財政部門との調整を図りながら、まずは、今月末をめどに第一次試算のとりまとめを行う予定でおります。合併した場合、合併しない場合この2つにわけて第一次試算をしたいと考えております。
事務事業の一元化業務につきましては、去る7月18日、専門部会という形で課長級職員を対象に作業説明会を行い、先月末までに事務事業のチェックを終了しております。今後は、それぞれの事務事業について個表を作成することになりますが、8月25日に入力説明会を開催し、9月末をめどに入力作業を終了させるスケジュールで進めております。
電算システム統合業務につきましては、去る7月30日に電算分科会を開催し、今後の作業等について協議しており、今月末をめどに各課で行っている電算業務に関する調査票への記入をお願いしていることころであります。なお、資料として各々スケジュール表をつけております。以上、端緒についたばかりですが、合併事務の取り組み状況についての説明を終わります。
(佐藤会長)報告第8号の説明が終わりました。何か質問等がありましたらご発言願います。
(池田委員)小委員会の設置ですがいつ頃をめどにしていますか。公募の人数は若干名ということですが委員の人数について、例えば、鹿角市何名、小坂町何名というような選択をするのか、それとも平等な選択をするのかその辺はどうなっているのでしょうか。
(佐藤事務局長)小委員会の第一回の開催につきましては、9月の中旬を第一回の開催とするめどに考えております。公募の人数ですが若干名というのは想定では4名と考えております。できれば小坂町2名、鹿角市2名という形で人選できればと思います。現在のところ申込は小坂町の1名の方が応募されている状況でございます。申込期限を今日までとしておりまして、少なければ期限をもう少し延ばして募集したいと考えております。
(佐藤会長)ほかにございませんか。
(阿部節委員)それぞれ4つの委託ですが当該業者の実績は確認していますか。第一法規ではこういう業務の実績があるのかどうか確認したいのですが。
(佐藤事務局長)確かに阿部委員が言いますようにこういう業務の実績からいきますと、はるかに株式会社ぎょうせいの方が多く引き受けております。今回、第一法規を選定しました大きな理由の一つは、第一法規の場合、仙台に東北支社を持っているというところでございます。ぎょうせいの場合は東北支社がなく東京からの研究員の派遣ということで機能性ということを考慮しますと第一法規の方がよいのではないかと思われました。それと財政シミュレーションに関しましては、今回の合併に関する財政シミュレーションの策定ではなくて、現在、第一法規で宮城県の西南地方10町村の合併支援事業を請負っており、その中でその町村の方から将来的にも使えるシミュレーションを開発してくれということで、その開発がほぼ終わりまして、それを使いますと財務会計システムと連動させたり、事業の把握と連動させたりなど、将来的にも利用できるというこの2点を評価して第一法規としました。
(佐藤会長)ほかにございませんか。ないようですので、報告第8号についての発言は、これで打ち切りといたします。次に、報告第9号「鹿角市・小坂町行財政現況比較表について」事務局より説明をお願いいたします。
(佐藤事務局長)報告第9号についてご説明いたします。行財政現況比較表の表紙の次のページ、1番の総合計画から30番の出資等による権利まで、比較した30項目を目次として掲げております。
はじめに総合計画についてでありますが、鹿角市は、総合計画の名称が「第5次鹿角市総合計画」、計画の期間が平成13年度から平成22年度の10年間になってございます。キャッチフレーズとして「出逢い賑わい夢をかなえるまち・鹿角」ということで、「鹿角学」、「共動」をキーワードに5つの柱を掲げております。
次に、小坂町でございますが、小坂町総合計画「エコライフプラン21」ということで、計画期間は鹿角市同様、平成13年度から平成22年度の10年間になってございます。
キャッチフレーズが「誇れる 強い やさしいまち」ということで5項目掲げております。以上、総合計画から抜粋したものであります。2番の地勢、地域指定、人口等、順次、比較の数字を並べております。2ページの類似団体につきましては青森県黒石市、五所川原市、新潟県白根市を載せてありますが、これについてはあくまでも人口規模と産業構造が似通
っている団体ということで掲げられるものです。 3ページの地域指定につきましては「ふるさと市町村圏」「過疎地域」「辺地」「特別
豪雪」などに○印を付けておりますが、この指定を受けることによって国あるいは県から補助などが受けられることであります。
それから5ページは人口・世帯、6ページは将来推計人口でございますが、将来推計人口につきましては、市、町の総合計画の中で人口を推計しておりますけれども、これにつきましてはそれぞれ政策を実施したときの人口の伸び具合、減り具合を加味した形で推計しておりまして、単純な比較には適さないと考え、今回は日本統計協会が推計した数字を掲載しております。したがいまして若干数字が異なっていると思います。
少しとばしまして16ページでございます。電算システムですけれども、メインフレーム系がどちらともNECであることから先ほど申しましたとおりNECに調査を委託しているところでございます。
14からの使用料・手数料、税、国民健康保険、介護保険、児童福祉の保育料、こういったものが合併するときの調整項目になってくると思います。
それから30ページは一番気になるところだと思いますが、財政状況について載せてございます。財政指標のところで「経常一般
財源比率」など専門的な用語がありますので後ほど簡単にご説明させていただきます。
それから32ページには基金、33ページには債務の状況、34ページにはいろいろ利用できる基金などについて載せてございます。以上、簡単ではございますが鹿角市・小坂町行財政現況比較表の説明は終わらせていただきますが、今申し上げたとおり財政指標のところ用語について簡単にご説明いたします。
(高田総務次長)30ページの財政指標について簡単にご説明させていただきます。
普通会計ベースの財政力指数ですが、財政力指数は分母が基準財政需要額、分子が基準財政収入額ということで基準財政需要額は地方公共団体が等しく事務を遂行するため必要な歳出の額でありますが、それに見合う歳入が鹿角市の場合約30%、小坂町の場合約27%という状況です。次に経常一般
財源比率でありますが、分母を標準財政規模、分子を経常一般財源収入額とし、標準財政規模は交付税における需要、収入計算を基礎として算定される標準的な経常歳入の規模を表し、経常一般
財源は経常的に収入される現実の一般財源の額であることから、これらを比較することにより市、町の歳入構造を判断することができます。次に経常収支比率でございますが、これは人件費や公債費などの義務的性格の経常経費に、地方税や地方交付税などの経常的な収入たる一般
財源がどの程度充当されているかを見ることにより財政構造の弾力性が判断されます。鹿角市の場合84%、小坂町の場合88%となっておりますが、市町村の場合この数字が75%を超えない数字がひとつの目安とされておりましたが、このように地方公共団体の財政が厳しくなっており、だいたい5%程度は高くなってきております。秋田県の場合も80%を超えている状況であります。次に実質収支比率ですが標準財政規模に対する実質収支額の割合をいいます。これは歳出予算の3%から5%が望ましいとされております。公債費比率は元利償還金に要する経費の総額を公債費といいまして、この公債費の一般
財源に占める割合のことをいいます。公債費比率は過疎債とかの国からの補てんされる部分が除かれております。さらに起債制限比率については災害補てん分が除かれておりますのでこのように若干高くなっております。低ければ低いほど良いわけなのですが、15%を超えると13%にするような公債費負担計画をたてなければならないとなっております。
(佐藤会長)報告第9号の説明が終わりました。何か質問等がありましたらご発言願います。
(佐藤事務局長)この資料は、市と町の現況を比較するための参考資料でありますので、今後いろいろと資料をお出ししてご協議いただくわけですが、その参考にしていただければ幸いです。そのほかみなさんの方からこうした資料はないのかというものがありましたら、ぜひおっしゃっていただければ、提供していきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
(佐藤会長)ないようですので、報告第9号についての発言は、これで打ち切りといたします。続いて、協議に入ります。協議案第7号「任意協議会の協議期間について」事務局説明願います。
(佐藤事務局長)協議案第7号についてご説明申し上げます。 合併支援が講じられる合併特例法の期限は平成17年3月31日までとなっており、現時点で、残すところ約20ヵ月であります。一般
的に合併協議には約22ヵ月を要すると言われておりますが、事務局といたしましては、今後の作業及び法定協議会設置を考慮し、その中で十分な協議を行うためには最低でも任意協議会は5ヵ月の期間が必要と考えております。したがいまして当任意協議会での協議期間は、協議会が設置された7月8日から12月26日までを目標にしたいということで提案いたしております。以上で説明を終わります。
(佐藤会長)ただいま協議案第7号の説明が終わりました。この協議案につきまして、ご質問、ご意見がありましたらご発言願います。
(池田委員)この12月26日についてですけれども、これは合併事務の取扱いの会社への委託期間が12月31日になっているのですが、そうすると31日に資料を渡されて、それから集まって協議しないとすれば、この資料はいつ使うのですか。
(佐藤事務局長)法定協議会に移行する判断としての各委託している業務につきましては、判断する材料となりますので、取りまとめは12月末までの期間としておりまけれども、正式な最終報告となる時点での判断材料としてのある程度の概要としましては11月末を目標に取りまとめすることを委託業者と話し合いしております。
(池田委員)委託業者と話をしているのはいいのですが、そうすると協議会が終わるのが12月31日ですから、委託業者と話をしているのと違うということはどういう訳で違うのですか。
(佐藤事務局長)今、説明は12月26日までを目標にしたいということでお話ししましたが、それは協議会として活動できる実質的な日にちが26日までだろうということで、定めたいと申し上げましたけれども、将来構想の策定も含めた委託業者との委託期間が12月31日までということありますので、12月31日までという期間に改めさせていただきます。
(佐藤会長)暫時休憩いたします。
(佐藤会長)それでは、再開いたします。協議案第7号についてほかに何かございませんか。
(「ありません」の声あり)
(佐藤会長)なしの声がございました。それでは協議案第7号については先ほど事務局より訂正があったとおり協議の期間を平成15年7月8日から平成15年12月31日までとすることといたします。続いて、協議案第8号「協議の基本方針について」説明願います。
(佐藤事務局長)協議案第8号についてご説明申し上げます。 これは当協議会における協議の基本方針を、確認の意味を含め定めようとするものです。まず1つ目は、合併特例法の期限であります平成17年3月までの合併を目標に、それに向けた法定合併協議会設立を目指します。2つ目は、新市の行政サービスに移行するにあたって、住民生活に混乱をきたさないよう速やかに一体性の確保に努めるというものです。3つ目は現行のサービス水準を低下させないように、住民福祉の向上に努めるというものです。4つ目は、税や使用料の取扱いについて、住民に不公平感を与えないよう負担の公平に努めるというものです。5つ目は、安定的な財源の確保と効率的な財政運営によって、健全な財政運営に努めるというものです。6つ目は、最小の経費で最大の効果
を上げることを基本とした行政改革の視点に立ち、事務事業の見直しに努めるというものです。7つ目は、新たな行財政規模に見合った事務事業の見直しを行い、適正な規模基準の確保に努めるというものです。以上、当然取り組まなければならない項目でありますが、この7つの方針に基づき、協議を行っていきたいと考えております。
(佐藤会長)ただいま協議案第8号の説明が終わりました。この協議案につきまして、ご質問、ご意見がありましたらご発言願います。
(阿部節委員)協議案第8号協議の基本方針についてでありますが、鹿角地域における住民サービスの一体性の確保というのは定まると思います。そのための行政制度の向上であり行政改革の推進、行政運営の見直しとなる行政財政の確立と考えられますので当面
の基本方針としては概ね網羅されているのではないかと思います。 (佐藤会長)ほかにございませんか。
(「ありません」の声あり)
(佐藤会長)なしの声がございました。協議案第8号につきましては、特にご質問、ご意見がなければ原案のとおりとしてよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(佐藤会長)異議なしの声がありましたので、協議案第8号は原案のとおり決定いたします。続いて、協議案第9号「スケジュールの確認について」を説明願います。
(佐藤事務局長)協議案第9号についてご説明いたします。 協議案第7号の協議期間に基づき、協議スケジュールをご確認いただきたいと存じます。まず、去る7月8日に第1回協議会を開催し、規約等をご審議いただいております。本日、第2回の協議会を開催し、協議期間等ご審議いただいているところであります。9月上旬には幹事会を開催し、第3回協議会の案件についてご協議いただきます。中旬には、新市将来構想に関する小委員会を立ち上げ、鹿角地域の現状分析や将来予測、財政シミュレーション(一次試算)についてもご意見等をいただく考えでおります。なお、小委員会での公募による住民委員については、本日が募集の締め切りですが、現時点で小坂町から1名、鹿角市からは問合せが1名という状況であります。同じく中旬には、第3回協議会を開催し、幹事会や小委員会でご議論いただいた現状分析や将来予測、財政シミュレーション(一次試算)について、ご審議いただきます。下旬には、第4回協議会に先立ち幹事会を開催いたします。10月上旬には、地域的課題の整理、新市建設計画の策定方針、新市の基本的な整備方向と将来像について検討を行い、その結果
における新市将来構想(案)に関して、第2回小委員会でご意見等をいただきます。引き続き、小委員会でご議論いただいた新市将来構想(案)について、第4回協議会でご審議いただく予定としております。その後この構想(案)がまとまりをみたら、住民や議会に説明する場を設けたいと考えております。また、下旬には第5回協議会に先立ち幹事会を開催するとともに、新市における戦略プロジェクトや財政シミュレーションの第2次試算について、第3回小委員会でご意見等をいただきます。11月上旬には、小委員会でいただいたご意見等を踏まえた戦略プロジェクトや財政シミュレーションの第2次試算等について、第5回協議会でご審議いただきます。中旬には幹事会を、下旬に第4回小委員会を開催し、新市の将来構想最終案についてご意見等をいただきます。続いて12月上旬には、第6回協議会を開催し、新市の将来構想や財政シミュレーション、そして法定合併協議会設立に関する事項等についてご審議いただき、任意合併協議会での審議を終了する予定としております。次ページに、参考資料1としてスケジュール表を載せております。また、参考資料2として、任意合併協議会での協議を基にして、法定協議会で一般
的に取り扱われる事項について掲げております。新市の建設計画及び財政計画、合併における基本4項目である合併方式、合併の期日、新市の名称、事務所の位
置、そして各個別事業の調整となります。参考としてご覧ください。以上、協議スケジュールについて、ご協議を賜りますようお願い申し上げます。
(佐藤会長)ただいま協議案第9号の説明が終わりました。この協議案につきまして、ご質問、ご意見がありましたらご発言願います。
(秋本委員)先程、小委員会の公募は4名程度を予定しているという話でしたが、応募がなければ事務局の方から指名するということもありますか。
(佐藤事務局長)公募を若干名という考え方をしたのは、より住民の方々の考えを取り入れていくためにこういう形をとりましたけれども、実際は公募要件などがありますので、もしなければあるいは少なければその人数で小委員会設置していきたい。あと基本的には小委員会の委員は協議会の委員であり、市町の議員各2名、市町の助役、住民が4名という形でさらに公募があった人数で小委員会を実施したいと思います。
(佐藤会長)他にございませんか。
(阿部節委員)資料のほうでお伺いしますが、法定合併協議会の協議案件で市町村建設計画という表現について、これは新市の建設計画とすべきではないのかと思います。上の任協の協議案件では、新市の将来構想となっており、また前のページでも新市の将来構想となっているので、やはり新市建設計画とすべきだと思います。この資料の手引きというのはすべての市町村を対象にしてつくられているので、このような表現になっているのをあえてここで使ったというのはやはり別
なのではないかと感じました。それからB群のところ内容ですが一般職の身分と特別
職の身分の取扱いというところは、順序が逆だと思います。ここで提示している特別
職の身分の取扱いというのは、おそらく行政の特別職のことだと思われますが、これは非常勤の特別
職としての、例えば教育委員、選挙管理委員、あるいは監査委員を対象にしたその他の特別
職の取扱いという項目を設けたほうがいいのではないかと思います。それからこの項目には入ってないのですが、小坂町あるいは鹿角市においての分担金、負担金の徴収している例があると思います。こうしたものをどうするかということもやはり協議の対象になると思います。そういうことでこの中に入れておいた方が良いのではということです。それから全般
的に見て行政伝達組織をどこかに入れるべきではないか。おそらく新市においても行政協力委員制度というのは継続すると思います。例えば行政の各般
にわたっての住民へのケア、行政への参加を円滑に実施していくためには行政協力員組織は不可欠な組織ではないかと感じました。その辺についてその考え方をお伝えいただきたいと思います。
(佐藤事務局長)まず、はじめの市町村建設計画は新市の建設計画に訂正させていただきます。それからA群からH群まで一般
的な協議事項ということで載せておりますけども、その他の特別職あるいは分担金の取扱い、それから行政協力員についても十分取り入れてそれらを表した形でいきたいと思います。
(佐藤会長)他にございませんか。なければ協議案第9号につきましては、原案のとおりとしてよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(佐藤会長)異議なしの声がありましたので、協議案第9号は原案のとおり決定いたします。以上をもちまして、本日の案件はすべて終了いたしました。長時間にわたり慎重審議ありがとうございました。他に、特になければ議長職を解かせていただきます。どうもありがとうございました。
(佐藤事務局長)事務局よりご連絡いたします。このたび、合併協議会の委員を対象としたセミナーが開催されることになりました。日時は、9月1日の月曜日、午前10時から午後3時10分まで約4時間のセミナーとなっております。場所は秋田県庁の第2庁舎大会議室で開催されます。詳しくはお手元にお配りした資料をご参照ください。出席者は一つの協議会で4名までの参加となっておりますが、ご希望される委員の方はいらっしゃいますでしょうか。この場でのご返答は無理かと思いますので、参加できる委員の方は15日までに事務局へご連絡くださいますようお願いいたします。
(木村総務部長)委員の皆様には大変お忙しいところご出席いただき、ご協議賜りまして厚くお礼申し上げます。これをもちまして、第2回かづの地域任意合併協議会を閉会させていただきます。 なお、第3回の協議会は、現状分析、将来予測、財政シミュレーションの一次試算についてご審議いただく予定としております。日程は決まり次第ご連絡致しますので、是非ご出席下さいますようよろしくお願い申し上げます。本日はお疲れ様でした。ありがとうございました。
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