下の写真は、雑然として恐縮ですが、 2M×7M強=4坪強の「物置&作業小屋」です。

 手前は漬け物・味噌・山菜の塩蔵樽・空の樽等、奥の方は山菜等を茹でるガス台、流し台等です。大きな作業をする時には物を外に出せば、「味噌造り・タケノコの皮むき・フキの皮むき&あく抜き」等ができる結構広い作業空間が生まれます。コンクリート製の土間は、多少水をこぼしても下水に流せるように傾斜をつけているため、大変に重宝です。

 隣に浴室に設置されている二つのボイラーから出ている排気煙突ですが、最初はみっともないと思って気に病んでいました。しかし、真冬になり、すべての物が氷結する時期になっても、この小屋の中は排気煙突から出る熱でほんのりと暖かく、凍ることはありません。見かけは悪いけど実益はバッチリです。

 経費は? 大工さんの見積もりでは500万と言っていましたが、屋根の鈑金工事とクロス張りを除いた @大工工事 A電気工事(第二種有資格) B配管工事 C基礎工事等は、すべて自分一人でやったので、工賃は「ほぼ無料」、材料は市販価格のやや半額の「工務店価格」にしてもらい、結果的には4分の1程度で済み、改めて人件費ゼロの有り難さを実感しました。

 でも、過去、40余年間に買い集めてきた、ミゾ掘りカッター・ほぞ掘りカッター・電動のこ・電動かんな・レーザーレベル・インパクトドライバー・・・・・その他の諸道具の合計金額を加味すると、どちらが安かったかは?になります。 でも、やや数年間、退職後の有り余る時間をたっぷり費やし、十分に楽しむことが出来ました。これだけは大収穫です。






































 

・床暖房用パネルの上に専用のフロアーパネルを打ち付け、家具を移動して完成です。
・右端にキッチンがあったのですが、それが全て右の部屋に移動したためすっきりしたダイニングになりました。

・下地板の上に床暖房用のパネルを打ち込みました。写真の赤い場所はその下に銅管が配管され、ボイラーで熱せられたお湯が循環する仕組みになっています。寒冷地独特の工法で多少気温が低くても、この床に座り込むと体全体が一気に暖まります。
・でも、このパネル銅管の連結(蝋付け)には大変苦労しました。この赤いパネルはCHOFUのFBP−4です。
※後日、プロの方から、床暖房での銅管ロウ付け作業の後は、この管にボイラーで圧をかけて何日か放置し、漏れがないことを確認してから次の作業に入ることを教えられました。実は、漏れがあって、この上に張ったフローリングの張り直しを余儀なくされました。これも、次回?への反省です。















床暖房にするためには下地板→床パネル→フロアーと3枚の板を敷く必要があります。
・まず、下地板としてコンパネを貼りました。2間×3間の12枚が必要です。
・赤い馬は、たまたま遊びに来ていた孫の遊具です。
※コンパネも根太同様、端が横一文字に並ばないよう、縦方向を半分ずつずらしてリャンコ(交互)に貼るのが正解だそうです。これも、次回へ?の反省です。















キッチンが終わったら今度は下の写真の要領で「ダイニング」のリフォームをしました。築20年以上経過した床は基礎の沈降によって相当の高低差を生じていたのでこの機会に思い切って修正しました。 
※正直言ってこの画面左の作業中、素人の自分が思い通りにやれるだろうか?と大きな不安に襲われましたが、基本通り行ったら何とかなりました。すべて、「レーザーレベル」さんのおかげです。

1、敷き板→根太→大引き→床つかを全て取り外し
2、レーザーレベルで基準をとり
3、床の位置を決めて床つか→大引き→根太を組み込んでいきました。
4、根太を組み込んだ後、根太の下にバラ板を打ち付け、断熱材(スタイロフォーム)が落ちないように支える耳をつけました。写真右側の根太がそれです。その後、断熱材受金具の存在を知りました。
5、その後、根太の間に50ミリの断熱材(スタイロフォーム)を敷設しました。
※でも、この写真を見た身内の方から、根太の端がリャンコ(交互)になるように組み込むものだよと指導を受けました。次回へ?の反省です。














下の写真は・「対面式キッチン」のカウンター越しに見たダイニングのスナップです。素人にしては
出来上がりが上々と自己満しています。
















・左側の部屋にあった台所用品を全て増築の「対面式キッチン」に移動させました。
・少々手狭ですが、この什器が無くなった分、ダイニングは抜群に広くなりました。
・なお、この機会に契約電流をアップし、熱源をプロパンガスから200VのIH(電磁ヒーター)に変更したので、キッチンもすっきりしました。
これで、今後少々ボケても、プロパンガスの消し忘れによる一酸化炭素中毒や火災は防げるはずですが・・・・・・・?
でも、60A契約になったため基本料金と、消費電力も結構増えました。 ただ、燃焼による排気が無い分、部屋の汚れは目に見えて減りました。




















下の写真のキッチン部分
・床にはフローリングを敷き
・左壁面にキッチンボードを貼り付け
・換気扇を取り付け
・壁下部に幅木、天井と壁の境目に回り縁を固定
・その後、業者からクロスを貼ってもらいました。
※自分で言うのも何ですが、とても、素人が作った物には見えない?です。
























・キッチン壁の上部は吊り戸棚をつけるかもしれないというので、下地にコンパネを使用しました。それ以外の壁の下地は石膏ボードです。















下の写真は、床を張って「対面式キッチン」にする場所です。外壁が完成した2年後の冬は、ストーブで暖をとりながら内作工事をしました。
○床を仕上げる根太は、3寸5分(105ミリ)の半柱を使用、根太間には写真のように100ミリの断熱材(スタイロフォーム)を敷設。
○まだ入っていませんが、グラスウールはずり落ちてしまうということから、壁にも同様に100ミリの断熱材(スタイロフォーム)を挟み込みました。
○天井には100ミリのグラスウール断熱材を2枚重ねにして200ミリを敷設しました。そのため、トタンを叩く雨音は気になりません。
何しろ、大工工賃が無料のため、たっぷり材料費にお金をつぎ込みました。
























下の写真は土間にして「物置&作業小屋」にする場所です。換気扇の排気ダクトは天井裏を通しましたが、浴室に設置されている2つのボイラー(給湯・暖房用)から出ている2本の煙突は熱を持っているため天井裏を通す訳にいかず、写真のように室内を露出で露出で通してサイディングへ連結せざるを得ませんでした。


 迎えた2年目の春、気温の上昇を見計らって作業に取りかかりました。

1、裸の柱間の下地を作り(これが一番大変な作業です)
2、サッシを取り付け
3、サイディング(外壁)を貼り
4、母家から出ている煙突を伸ばし
5、母屋のキッチンの排気をダクトで外まで引っ張りました。

 この5つの工事を終えたらもう2回目の冬に入ってしまいました。


屋根を葺いたらすぐ雪が降り、初年度はこの状態で作業をストップし、冬越しをしました。北東北の冬は寒く、12月から2月末までは最低気温はもちろんのこと最高気温も氷点下を下回るので、この状況での作業は不可能です。

 
・材料に刻みを入れ、棟上げをしました。

                    

固まった基礎に土台をあげました。土台に載っている白い物は雪です
2、作業状況

(1)基礎打ち
 写真のように、ダイニングキッチンの右側の土地が2M程の空き地に基礎打ちをしました。幅2M、長さは7間です。奥から3間分は「キッチン」、残り4間分は「物置&作業小屋」になる予定です。

何にでもハマル私は、日曜大工にもはまりこみました。

 1、リフォームの目的

 (1)ダイニングキッチンからキッチン部分を取り除く。キッチン部分は空き地に増築し、現在壁になっている部分をぶち抜き、対面式の台所にする。
 (2)施工の手抜き工事により基礎が沈み「滑り台状態」になっていたダイニングキッチンの床を全てはぎ取り、再度水平をとって貼り直す。

 ※屋根の板金作業とクロス張りは別にして、作業は出来うる限り自分1人で行う。
この2冊の本は、工業高校に勤務していた知人から送って頂いた建築科の副読本です。角材の刻み、木組み等は全てこの本の知識を素に施工しました





私の素人リフォームへの挑戦