平成23年 アケビの生育及び収穫
受粉作業は5月初旬に1週間程度行った。 この写真ではリンゴ受粉用の梵天で行っているが、近頃は車の毛バタキで花を撫でるだけの手抜きをしている。でも、そんなに受粉成果に差異はないと思っている。
6月24日 今年は春先が天候不順のため、アケビを見る機会を余り作らなかったが、6月末に写真を撮ってみた。葉の勢いがイマイチだが、かわいいアケビが生長していた。
やはり、今年もアケビの敵、ウドンコ病が発生していたので、殺菌剤のポリオキシンAL剤を散布した。ただ、油の膜でウドンコを防止するマシン油の噴霧を怠ったら今年のアケビはすべて店頭に並んでいるレベルより大きくダウンしてしまった。 もちろん売り出すことはありませんが、ちょっと悔しいです!。
9月24日
まだだろうと高をくくっていたら、一部のアケビが既に割れていたので、慌てて収穫した。
本日の収穫は41個である。
9月28日の収穫 18個、 通算59個 受粉作業の効果がてきめんで1つの花から4個のアケビが出来ていた。
9月29日 本日の収穫は13個、通算72個である。 栗はもらいものである。 10月1日 本日の収穫17個、 通算89個
10月2日 本日の収穫38個 通算127個 10月3日 本日の収穫23個 通算150個
10月4日 本日の収穫19個 通算 169個 10月7日 本日の最後の収穫30個 今年度の通算 199個
これで、今年のアケビの収穫が終わった。合計で199とは、予想外の収穫である。ただ、今年はウドンコ病対策を怠ったため、アケビの色がイマイチである。
今年度の反省を元に、来年は、花が終わり小さい実が出来た時期に、「油の薄い膜」でカビ菌繁殖を防止するマシン油をかけようと思っている。
ところで、この大量のアケビどうするの?と、良く聞かれます。その使途ですが、中身は家のかみさんが頑張って食べてくれます。そして、残った殻(皮)を私がアケビ寿司(漬物)として加工し、食卓に上げます。作り方の概略は、
1、殻を良く洗う。
2、沸騰したお湯で数分程茹でる。
3、一晩流水につけてあく抜きをする。
この段階で苦みがすっかり抜け、寄せ豆腐のような風味の食べ物に変化します。これに醤油をかけて食べても美味しいのですが、私の地区では下記のように手を加えてアケビ寿司にして食べます。正直言って美味しいです。
4、梅酢に赤ジソの実+刻んだミョウガ+青豆+甘酒を入れ、一晩ほど浸しておく。
5、茹でてあく抜きをした3の殻に4を入れる。
6、樽に入れ重しをする。
7、一晩程度して、汁が上がったら冷蔵庫・冷凍庫に入れて保存する。
私の場合すべて冷凍保存し、必要に応じて冷蔵庫で解凍して食卓に上げます。
ただ、50個〜100個までは寿司(漬物)にしますが残りは全て知人から引き取ってもらいます。
なお、アケビの皮を茹でてあく抜きをし、皮の中にご飯類を詰め物をする「アケビ寿司」はどうやら私の地区(秋田県鹿角地区)だけ?の食文化らしい。