秋田県資格 農薬管理指導士への挑戦
ある知人から、農薬管理指導士の資格は樹木医の仕事上役に立つことが多いため取った方が良いよと言われた。 この資格は周囲広範囲にわたって農薬散布被害を及ぼす可能性をもつ「ゴルフ場の薬剤散布関係者」「ヘリによる薬剤散布関係者」「燻蒸を行う関係者」に義務づけられた資格である。 この3事業に携わる業者が農薬散布や燻蒸を行う場合は、事前に農水大臣へその計画を提出する義務が課されている。
私が行っている樹木医の仕事は、上記のどれにも当てはまらないが、今後の病害虫の薬剤散布に何らかのプラスになるのではと考え、この資格取得挑戦を決めた。
難易度に関しては、認定講習後に行われる認定試験に合格すれば授与される県資格であるため、本質的には、よほどひどい結果でない限り、ほぼ全員合格するはずなのであるが、下の表(東京都の結果)を見たら何と132人中、13%→17人が不合格になっていた。
ふと、現在の自分と照らし合わせた時、記憶力に自信があった若い頃であれば、ぶっつけ本番でも十分合格ラインに達するかもしれないが、記憶力のピークがかなり前に過ぎ去ってしまった齢70のボケ老人が、若者と一緒の同時スタートでは、真っ先に不合格者名簿に放り込まれることを確信、加齢性認知力を補うための講習前事前学習に取り組むことを決めた。
1、講習で勉強する内容はネットで調べた。
関係する法律等をネットで集めて自分専用の法律集 法律01 法律02 を作成した。使えそうだと感じた方はダウンロード&セーブしてご利用ください。
2、試験問題の収集及び受験勉強
ネットに試験問題を公表している県のホームページに入って過去問を探した。しかし、毒物劇物取扱者試験程は公表されていなかった。とりあえず、数少ない過去問を印刷、それを解きながら必要な知識を頭に入れていった。不明な内容は自作の法律集及びYahoo!検索を活用して調べ、それを自作の法律集に付加していった。 問題を解いての感想→先に受験した毒物劇物取扱者試験に比べて、内容が簡単で、どちらかと言えば常識で回答できそうな問題が多いと感じた。
3、秋田県の募集内容
※その一部
4、講習会の日程
5、講習会に使用した教科書
値段は1,800円であったが、二割引ということで1,500円で販売してくれた。助かった!
6、研修会を受講しての感想
事前に予習してきたとは言え、気持ちの上では、研修会でしっかり知識を得、それを元に認定試験を受ければいいと気楽に考えていた。 しかし、いざ、研修に入ったら、メモするのが精一杯で時間内に覚え込むのにはかなり無理があることを自覚した。 結論として、ボケ老人が真っ新の状態で受講していたら間違いなく不合格になったことを確信、予習をしてきて良かったとホッと胸をなで下ろした。
※余談であるが、講師陣の中に私の教え子が一人いた。懐かしい思い出に浸っていたら、突然彼に指名された。 何事かと思って慌てて返事をして起立したら「ここの一文を読みなさい!」と厳しく?命令?された。「しまった、彼が中学校時代にいじめたため? 江戸の仇を長崎で取られたか!」と焦った!(笑)。 しかし、何故か、社会人としての彼の独り立ちが無性にうれしく思えた瞬間であった!。
7、認定試験の状況
1時間の試験時間であった。 他の優秀な若者が30分過ぎから続々と退場、ふと気がついたら受験者はボケ老人1人だけになっていた。
一応満点を目標に問題に取り組んだが、知識未消化部分の出題が結構あり完璧とまではいかなかったが、8割ぐらいには達したのでは?という感触を得た。
合格ラインは何点なのだろうか?
8、合格書の受領
講習&認定試験から1ヶ月後、待望の合格証が、そして、2ヶ月後に認定証書が届いた。 まずは良かった! 3年後に更新試験が義務づけられているので、その時になったらまた過去問で事前学習をするつもりである。
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