これで、毎年恒例の梅干し作りの全行程が終了しました。

              ホームへ
梅酢は別容器に取り、「梅干しを梅漬けに戻す時の保存液」として、あるいは、「焼酎の梅酢割り」等に使用します。
シソはしっかり乾燥させた後、ミキサーで粉砕し「ゆかり」として、「おにぎり」「ご飯」「納豆」等へのふりかけとして使用します。
 その後、8L容量の梅酒瓶に収め、冷暗所で保管します。なお、今後への反省ですが、全体で30Kgという収穫量は8L ビンで3個になります。 我が家の消費量を考えると10Kgでも多いくらいなので、来年からは梅の結実初期に思い切って実抜きをし、収穫量を1/3程度(10Kg前後)に減らそうと思案しています。

 なお、梅干しにして保存するわけは? 塩分濃度10%だと再度梅酢に戻して梅漬けにすれば、間違いなくカビに襲われます。10%の「梅漬け」でも「梅干し」にすれば体積収縮によって塩分濃度が濃縮されるためカビの発生は完全に防御できます。
2日ほど干した段階で天気が崩れたため、梅酢に戻して天気の回復を待ち、その後、2日ほど天日干しをしました。 水分が抜けてシワシワになった分が梅酢に置きかわったのか、上の梅に比べて赤身が増しました。 でも、日干しをするとその徐々に赤色がさめてくるのは仕方がないことなのでしょう。 市販の梅が真っ赤なのはシソ以外の人工色素も使用しているのかもしれません。
保存容器の削減を目的に梅わり器を使用して全ての梅のタネ抜きをし、その後、再度、1週間ほど梅酢に漬け込み色づけを試みました。 そして、天気の回復を待って天干しをしました。しかし、見てのとおり、余りシソの赤色がしみこんでいません。
今年(平成26年)、我が家の豊後梅が33Kg取れました。1Kgを梅味噌用、2Kgを梅酒用に回し、残り30Kgを梅干しに使用すべく、写真のように大きな樽に入れ10%分の塩(3Kg)を入れて漬け込み、その後、畑で取れたチリメンジソを入れました。
材料  梅30s、食塩3s (梅の重さの10%)、しその葉10s
苗を植えてから20年ほどになる我が家の若い梅の木だが、ここ数年、30Kg近い実をつけてくれる。 木の形は芯を抜き、四方に広がるようにした。 そのため、低い脚立で簡単に収穫できる。 なお、剪定は冬期以外の時期には一切行わない。 そのため、このようにすっきりした枝ぶりを見られるのは、開花期だけである。 なお、肥料は樹木用固形肥料のまるやま3号を使用している。

平成26年 熊谷家の梅干し作り