昭和62年6月、急速な国際化の波の中、地域における国際化のあり方を検討し活動する組織を発足させようと会員46名でスタートした鹿角国際交流協会は、国際交流を通じた住民の国際社会に対する意識や相互理解を高め、国際化に対応しうる人・地域づくりを第一の目的として設立された。
発足当時はホームステイや国際理解講座等で住民の意識改革を図り、国際化に対応した英文マップ、観光案内や病院・施設等の表示に関する研究を行った。
平成2年にはアメリカ合衆国オーハイ市へホームステイ訪問団を派遣し、また鹿角市の英文観光パンフレットも作成、平成4年は韓国から小学校教員9名を研修ホームステイとして受入ている。
平成5年・6年は当時友好都市交流を推進し始めた鹿角市と連携し、その活動をより充実させた。 平成7年ショプロン市と「教育・文化等の友好交流に関する協定」を締結し、市内中学生10名引率者2名をハンガリー共和国へ約1週間ホームステイとして派遣し、以後毎年交互に中学生から高校生までの年齢層で派遣・受入を実施している。
平成9年に鹿角市の友好都市、ハンガリー共和国ショプロン市の方からの強い要請で日本語語学指導を行う指導員1名を9月に派遣、鹿角市出身の女性が第1号として日本を飛びたった。
平成11年には2人目を派遣、引き続き日本語語学指導や日本・鹿角についての紹介、両市の架け橋となり、平成9年から継続して日本語講座に通う生徒の中に、日本語能力試験を受験する学生も増え、首都ブダペストの大学で日本語学科へと進む子が出るなど、確実にその成果を上げた。
様々な世界の料理を一般の食卓へ・・・という趣向で開催された平成13年度の料理教室は毎月1回、11月から3月までの合計6回、参加者は毎回定員いっぱいと大盛況であった。また、平成13年度には、ハンガリー語と中国語の講座を開設、語学だけではなく、その国についての知識を深めるような講座が展開された。
平成7年ショプロン市と「教育・文化等の友好交流に関する協定」を締結
設立 | 昭和62年6月 |
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代表 | 安保 朗 |
法人会員 | 17 |
個人会員 | 74 |
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