自ビール作成例
ビールというのは買って飲むものと考えていましたが、ある宴会時に「知人からビールを作ってみないか」と言われ、二つ返事ではまってしまいました。
※念のため、現在の日本の酒税法では、1%以上のアルコールを醸造すれば脱税行為で「税務当局」から摘発を受けますので、マニュアル通りに作りましょう
日本には自家製ビールを造る習慣がなかったので、 自ビールの材料を製造販売している会社はありませんが、海外ではその習慣が根付いているようで、かなりの種類が製造販売されています。
私が掌握しているだけでも英国の「スコットモルト社」「マントンズ社」、ベルギーの「バーフィーラム社」、ニュージーランドの「ブラックロック社」があります。
また、この会社の商品を日本国内で扱っている輸入業者も相当数存在していまいした。ただ、厳しい情勢の中、結構浮き沈みがあるらしく、激減してしまいました。
ちなみに過去に私が購入したビールのモルトはこの4種類ですが、一番最初に手ほどきを受けたのが「うまいビールの素"B"」でしたが、何故か、消えてしまいました。
左の写真のモルトは英国スコットモルト社の「ピルスナー」「ラガー」です。ビルスナーは苦め、ラガーは軽いビールで、個人的にはドライラガーの大ファンです
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1、作り方
1、少し大きめの鍋に2~3リットルほど水を入れ加熱して沸騰させます。
2、沸騰した頃合いを見計らってモルト(麦芽で作った水飴)と砂糖を入れます
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3、発酵用の容器に上の液を入れ、水を追加して撹拌します。
3
、上の混合液に「ビール酵母」を降りかけます。
その後、30度前後に温度を保てば、1週間程度で発酵が停止し、ビールが出来上がります。
このままでも飲用できますが、麹やイースト菌を使用した「どぶろく」と異なり、さっぱりしすぎてあまり美味しい物ではありません。そのため、これに炭酸ガス(二酸化炭素)を吹き込めば、ビールに変化する。
二酸化炭素の吹き込み方
1、ビールの大瓶に「発酵した液」を入れ、それに、砂糖を1~3g入れ、素早く栓をする。それから1~2週間ほど置けば、瓶の中で二次発酵で二酸化炭素が発生し中味がビールになる。
2、とても、2週間待てない場合は、ビア樽等に「発酵した液」を入れ、それに、市販の二酸化炭素ボンベを連結して強引に二酸化炭素を吹き込ませる。具体的には、5分程度(200回から250回程)ビア樽を振ると十分な炭酸ガスが溶け込む。
※要注意 調子に乗って過剰な炭酸ガスを吹き込んでしまえば、ビールが泡だらけになり、手に負えなくなる。
※2の方式の場合、ビア樽+ビールサーバーが必要になります。