みなさん、「桃豚」という名前を聞いた事がありますか?
その名の通り、鮮やかなピンク色をしたおいしい豚肉のことです。
この「桃豚」は、秋田県鹿角郡小坂町にある(有)ポークランドと十和田湖高原ファームという農場で作られています。
ポークランド・十和田湖高原ファームには、母豚の数がそれぞれ1,500頭と、全国でも有数な大規模な農場なのです。
 
 
 
 

ポークランドは平成8年に、十和田湖高原ファームは平成10年に秋田県鹿角郡小坂町郊外の広大な牧草地の一画に建設されました。

交配・妊娠のための豚舎が一棟ずつ、分娩舎が2つ、肥育舎が9つと、全部で13棟が一列に並んでいます。


その中で母豚は1,500頭、子豚は175日間飼育されていて、年間35,000頭出荷しています。

豚舎はウインドウレスといって窓がなく、豚舎内の空調・温度は全てコンピュータで管理され、一年中快適な温度に保たれています。各豚舎をつなぐ通路も温度が一定に保たれ、外気が豚房に直接伝わるのを防ぐプレヒーティングルームの役目をしています。

また、温水で床暖房をして、子豚の体温を下げないようにする工夫も行われています。豚舎内に一歩足を踏み入れると、糞などによる悪臭の少なさや、ハエがいないことに驚きます。これは、豚舎内がいつも清潔に保たれているためですが、ここでは一般の豚舎のように、消毒液などの薬品は使われていません。
 
 

「BMW技術」で作られた「生物活性水」を、豚の飲み水、天井部からの細霧、豚舎内の洗浄などに使って、匂いを消しているのです。

このようにポークランドでは今までにない新しい発想で畜産に取り組んでいます。

60名ほどの従業員もほとんどが二十代と、とてもフレッシュな農場なのです。